【定義】
年齢区分 | 0歳~ | 10歳~ | 20歳~ | 30歳~ | 40歳~ | 50歳~ | 60歳~ | 70歳~ | 80歳~ | 90歳~ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
患者数 | 4 | 75 | 103 | 126 | 234 | 413 | 749 | 1399 | 1578 | 849 |
各診療科別に患者数の多い症例(DPC14桁分類)について、DPCコード・名称・患者数・当院の平均在院日数・全国の平均在院日数・転院率・平均年齢を集計し、併せて、当院で使用しているクリティカルパスをホームページ用に加工したものを載せています。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように「-」と表示しています。 【定義】
DPC | ・・・ | 診断群分類です。すべての疾患をICD(国際疾病分類)に基づきコード化・分類し、似たような症状の疾患をグループ化したものになります。 |
DPCコード | ・・・ | グループ化した疾患について、手術や処置の有無、年齢・体重・重症度などを組み合わせたコードです。 |
DPC名称 | ・・・ | DPCコードの疾患名や手術・処置等の有無を表したものです。 |
平均在院日数 | ・・・ | 当院に入院されていた日数の平均値です。 |
転院率 | ・・・ | 該当するDPCの患者数のうち、他の病院で治療を継続すること(転院)となった患者様の割合です。 |
平均年齢 | ・・・ | 当院に入院した初日(入院日)の年齢の平均値です。 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
040081xx99x0xx | 誤嚥性肺炎 | 337 | 16.83 | 20.57 | 22.25% | 86.26 | |
050130xx9900xx | 心不全 | 176 | 16.43 | 17.35 | 13.63% | 85.23 | ○ |
110310xx99xxxx | 腎臓または尿路の感染症 | 166 | 16.34 | 13.14 | 17.46% | 82.93 | |
0400801499x002 | 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) | 62 | 17.08 | 15.86 | 29.03% | 86.69 | |
050050xx9910xx | 狭心症、慢性虚血性心疾患 | 59 | 2.98 | 3.06 | 6.78% | 66.44 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060100xx01xxxx | 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) | 81 | 2.06 | 2.65 | 0.00% | 64.70 | |
060102xx99xxxx | 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 | 44 | 7.11 | 7.70 | 2.27% | 65.66 | |
060340xx03x00x | 胆管(肝内外)結石、胆管炎 | 34 | 11.79 | 9.21 | 8.82% | 75.12 | |
060140xx97x0xx | 胃十二指腸潰瘍、胃憩室症、幽門狭窄(穿孔を伴わないもの) | 31 | 11.45 | 10.84 | 6.45% | 75.81 | |
060190xx99x0xx | 虚血性腸炎 | 25 | 8.8 | 8.74 | 0.00% | 72.60 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
060210xx99000x | ヘルニアの記載のない腸閉塞 | 53 | 8.57 | 9.00 | 5.66% | 69.91 | |
060335xx02000x | 胆嚢炎等 | 40 | 7.93 | 7.11 | 2.50% | 66.60 | |
060160x001xxxx | 鼠径ヘルニア(15歳以上) | 34 | 5.74 | 4.74 | 0.00% | 71.71 | |
060330xx02xxxx | 胆嚢疾患(胆嚢結石など) | 32 | 6.06 | 6.25 | 0.00% | 60.28 | |
060102xx99xxxx | 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 | 30 | 8.33 | 7.70 | 0.00% | 57.77 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
070370xx97xxxx | 脊椎骨粗鬆症(手術あり) | 325 | 19.97 | 24.09 | 65.54% | 83.06 | |
070370xx99xxxx | 脊椎骨粗鬆症(手術なし) | 88 | 12.27 | 21.19 | 77.27% | 82.23 | |
160760xx97xx0x | 前腕の骨折 | 43 | 7.44 | 4.99 | 6.98% | 64.91 | |
160800xx01xxxx | 股関節・大腿近位の骨折 | 36 | 23.33 | 25.32 | 77.78% | 78.64 | |
160850xx01xxxx | 足関節・足部の骨折・脱臼 | 27 | 18.93 | 18.36 | 33.33% | 62.33 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
010060x2990401 | 脳梗塞 (脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) |
126 | 15.71 | 15.63 | 30.16% | 73.07 | ○ |
010040x099000x | 非外傷性頭蓋内血腫 (非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) |
61 | 21.43 | 18.90 | 68.85% | 72.34 | |
160100xx97x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 (外傷性慢性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫)(手術あり) |
57 | 12.95 | 9.78 | 14.04% | 77.68 | |
010230xx99x00x | てんかん | 46 | 9.98 | 7.22 | 15.22% | 68.80 | |
160100xx99x00x | 頭蓋・頭蓋内損傷 (外傷性慢性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫)(手術なし) |
45 | 10.82 | 8.30 | 24.44% | 75.89 |
DPCコード | DPC名称 | 患者数 | 平均 在院日数 (自院) |
平均 在院日数 (全国) |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
11012xxx020x0x | 上部尿路疾患 | 42 | 6.31 | 5.56 | 2.88% | 64.29 | |
110070xx03x0xx | 膀胱腫瘍 | 24 | 7.25 | 7.25 | 4.17% | 73.67 | |
110310xx99xxxx | 腎臓又は尿路の感染症 | 23 | 9.74 | 13.14 | 0.00% | 74.52 | |
110420xx02xx0x | 水腎症等 | 19 | 3.89 | 3.99 | 10.53% | 87.05 | |
110200xx02xxxx | 前立腺肥大症等 | 17 | 9.12 | 8.23 | 11.76% | 78.06 |
さまざまな癌の中で、現在日本における、最も罹患数の多い5つの癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)について、初発の患者様においてはUICC 病期分類 及び癌取扱い規約に基づき病期(ステージ)ごとに、再発の患者様においては患者数を集計をしました。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように「-」と表示としています。 【定義】
初発 | 再発 | 病期分類 基準(※) |
版数 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Stage I | Stage II | Stage III | Stage IV | 不明 | ||||
胃癌 | 15 | - | - | - | 26 | - | 1 | 6、8 |
大腸癌 | - | 41 | 55 | 82 | - | - | 2 | 8 |
乳癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 7、8 |
肺癌 | - | - | - | - | - | - | 1 | 8 |
肝癌 | - | - | - | - | - | - | 2 | 8 |
近年、当院近隣の病院やクリニックからの紹介、定期健診や集団検診等で癌が発見されることが多くなりました。
当院で診断のついた胃癌・大腸癌・乳癌・肝癌においては早期治療を、肺癌においては当院は専門医がいないため初期治療は連携している病院等への紹介を行っています。
治療においては身体へ負担の少ない腹腔鏡による手術を積極的に行っており、早期退院も可能となりました。
またステージが進んでいる、もしくは手術後に化学療法を行う患者様は多くいらっしゃいます。
成人(20歳以上)の肺炎患者様について、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しました。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように「-」と表示しています。 【定義】
患者数(対象患者) | ・・・ | 入院の契機となった傷病名および最も医療資源を投入した傷病名に対するICD10コードがJ13~J18$に該当する患者様。 (対象病名…J13 肺炎レンサ球菌肺炎、J14 インフルエンザ菌肺炎、J15$ 細菌性肺炎、J16$ その他の感染病原体による肺炎等、J17$ 細菌性疾患における肺炎、J18$ 肺炎(詳細不明)) |
平均在院日数 | ・・・ | 当院に入院されていた日数の平均値です。 |
平均年齢 | ・・・ | 当院に入院した初日(入院日)の年齢の平均値です。 |
年齢 | ・・・ | 男性70歳以上、女性75歳以上 |
脱水状態 | ・・・ | BUN 21mg/dL以上または脱水あり |
酸素飽和度 | ・・・ | SpO2 90%以下(PaO2 60Torr以下) |
意識障害 | ・・・ | 意識障害あり |
収縮期血圧 | ・・・ | 血圧(収縮期)90mmHg以下 |
軽症 | :0点の場合。 |
中等症 | :1~2点の場合。 |
重症 | :3点の場合。 |
不明 | :4~5点の場合。ただし、ショックがあれば1項目のみでも超重症とする。 |
不明 | :重症度分類が1つでも不明な場合。 |
患者数 | 平均 在院日数 |
平均年齢 | |
---|---|---|---|
軽症 | 18 | 8.50 | 54.22 |
中等症 | 155 | 14.65 | 81.64 |
重症 | 41 | 17.85 | 83.20 |
超重症 | 10 | 23.90 | 76.60 |
不明 | - | - | - |
市中肺炎とは病院外で日常生活をしていた人に発症する肺胞(空気がたまるところ)の急性炎症です。
原因菌の多くは肺炎球菌、インフルエンザ桿菌で、インフルエンザ流行期ではウイルス性の肺炎も頻度が高くなります。
早期に適切な治療を行うため、上記の重症度分類を用いて肺炎の重症度を分類し、外来診療・入院診療・集中治療室(ICU)管理のいずれかを決定します。
成人市中肺炎の重症度分類では中等度の患者様が最多数となりました。
これは当院へ入院される患者様が、70歳代以上の方が多いため、重症度分類の「年齢」に該当することが挙げられます。
また、軽症および中等度の患者数は全体の77%となり、重症度が高くなるにつれ、平均年齢は上がり、平均在院日数は長くなる傾向にあります。
脳梗塞の発症日別に、患者数・平均在院日数・平均年齢・転院率を集計しています。 【定義】
患者数(対象患者) | ・・・ | 最も医療資源を投入した傷病名に対するICD10がI63$(脳梗塞)に該当する患者様です。 |
ICD10 | ・・・ | すべての疾患を国際疾病分類に基づき、コード化・分類したものになります。 |
患者数 | ・・・ | 発症日から「3日以内」と「その他」に分けた数値を記載します。 |
平均在院日数 | ・・・ | 当院に入院されていた日数の平均値です。 |
平均年齢 | ・・・ | 当院に入院した初日(入院日)の年齢の平均値です。 |
転院率 | ・・・ | 該当するDPCの患者数のうち、他の病院で治療を継続すること(転院)となった患者様の割合です。 |
ICD10 | 傷病名 | 発症日から | 患者数 | 平均在院日数 | 平均年齢 | 転院率 |
---|---|---|---|---|---|---|
I63$ | 脳梗塞 | 3日以内 | 356 | 21.96 | 78.55 | 36.6% |
その他 | 21 | 18.29 | 75.62 | 2.12% |
脳梗塞とは、脳の血管が細くなったり、脳血管に血栓(血のかたまり)が詰まったり、また何らかの原因で脳の血のめぐりが正常の5分の1から10分の1くらいに低下し、脳組織が酸素欠乏や栄養不足に陥り、その状態がある程度の時間続いた結果、その部分の脳組織が障害を受け、壊死(えし)してしまったものをいいます。
脳梗塞は発症してから治療開始までの時間が最も重要となります。発症してすぐに救急車等にて病院を受診し、脳に血液を送るために直ちに治療を開始しなければなりません。早期に治療を開始しても麻痺等の後遺症が残ることも多く、長期間のリハビリが必要となるため、平均在院日数も必然的に長くなります。約38%の患者様が転院され、継続してリハビリを行っていらっしゃます。
各診療科別に手術件数の多い症例について、Kコード・名称・患者数・平均術前日数・平均術後日数・転院率・平均年齢を集計し、併せて、当院で実際に使用しているクリティカルパスを載せています。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように「-」と表示しています。 【定義】
Kコード | ・・・ | 診療報酬における分類コードです。 |
Kコード名称 | ・・・ | Kコードの手術名を表したものです。 |
平均術前日数 | ・・・ | 入院から手術前日までの日数の平均値です。 |
平均術後日数 | ・・・ | 手術翌日から退院までの日数の平均値です。 |
転院率 | ・・・ | 該当するDPCの患者数のうち、他の病院で治療を継続すること(転院)となった患者様の割合です。 |
平均年齢 | ・・・ | 当院に入院した初日(入院日)の年齢の平均値です。 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K5491 | 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) | 23 | 0.00 | 22.39 | 8.70% | 67.22 | |
K5492 | 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) | 23 | 0.04 | 13.22 | 0.00% | 68.39 | |
K5493 | 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) | 20 | 3.40 | 7.90 | 5.00% | 71.85 | |
K386 | 気管切開術 | 12 | 23.83 | 40.42 | 83.33% | 74.17 | |
K5972 | ペースメーカー移植術(経静脈電極) | - | - | - | - | - |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7211 | 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) | 77 | 0.00 | 1.13 | 0.00% | 64.34 | |
K654 | 内視鏡的消化管止血術 | 26 | 0.38 | 10.31 | 7.69% | 79.65 | |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 24 | 1.33 | 9.42 | 4.17% | 78.46 | |
K722 | 小腸結腸内視鏡的止血術 | 22 | 0.91 | 8.05 | 4.55% | 71.23 | |
K708-3 | 内視鏡的膵管ステント留置術 | 11 | 0.82 | 11.18 | 36.36% | 69.91 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K672-2 | 腹腔鏡下胆嚢摘出術 | 76 | 1.17 | 5.46 | 3.95% | 64.57 | ○ |
K718-21 | 腹腔鏡下虫垂切除術 (虫垂周囲膿瘍を伴わないもの) |
29 | 0.41 | 4.10 | 0.00% | 45.31 | |
K6113 | 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用 植込型カテーテル設置(頭頸部その他) |
25 | 0.44 | 3.96 | 0.00% | 68.56 | |
K6335 | 鼠径ヘルニア手術 | 20 | 1.15 | 3.45 | 0.00% | 75.30 | ○ |
K688 | 内視鏡的胆道ステント留置術 | 20 | 1.25 | 7.95 | 10.00% | 75.10 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K0461 | 骨折観血的手術(大腿) | 216 | 2.50 | 18.17 | 69.44% | 82.96 | ○ |
K0811 | 人工骨頭挿入術(股) | 99 | 2.98 | 19.66 | 84.85% | 83.40 | |
K0462 | 骨折観血的手術(前腕) | 96 | 1.90 | 9.71 | 19.79% | 66.57 | |
K0483 | 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕) | 53 | 0.75 | 2.36 | 0.00% | 59.49 | |
K0463 | 骨折観血的手術(足) | 44 | 2.30 | 11.55 | 25.00% | 63.45 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K164-2 | 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 | 48 | 0.52 | 13.60 | 12.50% | 78.00 | ○ |
K178-4 | 経皮的脳血栓回収術 | 37 | 0.00 | 32.68 | 62.16% | 82.73 | |
K1781 | 脳血管内手術(1箇所) | 25 | 0.52 | 32.40 | 28.00% | 65.44 | |
K1643 | 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) | 14 | 0.29 | 45.43 | 85.71% | 72.42 | |
K609-2 | 経皮的頚動脈ステント留置術 | 12 | 4.75 | 11.75 | 16.67% | 72.42 |
Kコード | 名称 | 患者数 | 平均 術前日数 |
平均 術後日数 |
転院率 | 平均年齢 | 患者用 パス |
---|---|---|---|---|---|---|---|
K7811 | 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) | 45 | 3.36 | 3.13 | 2.22% | 65.11 | |
K783-2 | 経尿道的尿管ステント留置術 | 32 | 0.53 | 4.09 | 9.38% | 80.19 | |
K8411 | 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) | 23 | 1.91 | 9.70 | 13.04% | 78.91 | |
K8036ロ | 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(その他) | 15 | 1.40 | 4.73 | 0.00% | 73.40 | ○ |
K6121イ | 末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)(単純) | 11 | 1.64 | 8.27 | 0.00% | 70.73 |
この表に示す4つのDPCコードは、医療の質の改善に役立てるため、臨床上ゼロにはなりえないものの少しでも改善すべきものとしています。 また、アップコーディングなど不適切なコーディングとみなされる確率が高いものです。 なお、患者数が10未満の数値は、個人情報が特定できないように「-」と表示しています。 【定義】
DPC | ・・・ | 診断群分類です。すべての疾患をICD(国際疾病分類)に基づきコード化・分類し、似たような症状の疾患をグループ化したものになります。 |
傷病名 | ・・・ | 医療資源を最も投入した傷病名のことです。 |
入院契機 | ・・・ | 入院のきっかけ(契機)となった傷病名が、医療資源を最も投入した傷病名と「同一」か「異なるか」を分けます。 |
患者数 | ・・・ | 発症日から「3日以内」と「その他」に分けた数値を記載します。 |
請求率 | ・・・ | 全退院患者数(5,530名)に対する診療報酬の請求率になります。 |
DPC | 傷病名 | 入院契機 | 症例数 | 発生率 |
---|---|---|---|---|
130100 | 播種性血管内凝固症候群 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180010 | 敗血症 | 同一 | 16 | 0.29% |
異なる | 12 | 0.22% | ||
180035 | その他の真菌感染症 | 同一 | - | - |
異なる | - | - | ||
180040 | 手術・処置等の合併症 | 同一 | 24 | 0.43% |
異なる | - | - |
播種性血管内凝固症候群や敗血症は、重症な症例を治療する急性期医療機関ではごく自然に治療している疾患です。
これら4つのDPCコードが全くないとすれば、重要な症例を治療している急性期医療機関としては不自然であり、多すぎることもまた治療過程で問題があると考えられます。
入院時は別の疾患であったり、患者様の持病が悪化し、播種性血管内凝固症候群や敗血症などを引き起こすこともあります。
これにより、元々の病気の治療よりも播種性血管内凝固症候群や敗血症等の治療に時間を要する(医療費が多くかかった病気=医療資源を最も投入した傷病名)こととなり、「入院契機と異なる」現象が起きます。
当院においては、肺炎や結腸穿孔(穴があく)、腎不全・腎盂腎炎等によって敗血症を発症する患者様が多くみられます。
手術・処置等の合併症は、手術・処置・検査等に伴う出血であったり、創部の感染(=術後創部感染症、後出血、術後腹腔内・腹壁膿瘍、穿孔など)、術後に行うリハビリでの転倒による再手術(=人工関節脱臼、鋼線の突出、関節プロステーシスの破損)、骨折手術時に挿入した器具のゆるみなど、さまざまな要因があり発生しています。
当院は小児から、成人・高齢の方まで、幅広い医療の提供を行っていきます。
また、高齢化社会に連動して60代以降の退院患者数が82%になります。
今後も万全の感染対策を行いながら 24時間365日、患者様のため地域に根差した医療を行っていきます。